各地の初雪の便りとともにシベリアからやって来た「コクガン」。全長60センチほどで、黒い体に白い首輪模様が特徴の小型のガンです。
シベリアなど北極圏で繁殖し、冬鳥として主に下北半島や陸奥湾などに少数が飛来し、冬を越します。
飛来したコクガンは家族単位の小さな群れで行動し、浅瀬の岩に付いたアオサなどの海藻をおいしそうに食べていました。
下北野鳥の会によりますと、むつ市の大湊湾には11月に入り、11羽が飛来していて、これからおよそ150羽ほどまで数が増え、1カ月間程で浅瀬の海藻を食べ尽くすと、陸奥湾内の各地へと移動します。