20日午後3時40時ごろ、陸奥湾を震源とする最大震度4の地震がありました。
【木邨将太アナウンサー】
「青森市にある青森朝日放送の報道フロアも、縦揺れの後、少し横揺れが続いている状態です」
【取材中のカメラマン】
「揺れてるね…、あ、揺れてるね」
震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されています。
青森地方気象台によりますと、陸奥湾を震源とするマグニチュード5以上の地震は、1934年にマグニチュード5.5を観測して以来90年ぶりとなります。
また、陸奥湾を震源とする地震で、震度4以上を観測したのは、気象庁の詳しい記録が残る1919年以降では、11月16日の地震以来2回目です。
地震のメカニズムに詳しい弘前大学大学院理工学研究科の前田拓人教授は。
【弘前大学大学院 前田拓人教授】
「まだ、この地震がなぜ起きたかというメカニズムの詳細については分かっておりません」
「この地域で過去に地震が多発したようなことというのは、数十年間の間ほとんどなかったので、状況を今注視しているというところでございます」
「地震が起き続けている時というのは、引き続き地震が起きる可能性というのは相対的には高まっている状況にあるということは確かですので、注意いただければと思います」
青森県防災危機管理課によりますと、今回の地震による被害は確認されていないということです。