落下した羽の近くでは、男性が倒れているのが見つかり死亡が確認されました。この風車は風力発電事業を手掛ける「新エネルギー技術研究所」の子会社「さくら風力」が運営・管理していて、青森県内でも「さくら風力」を含む子会社が事業を展開しています。
【赤平春菜記者】
「盛高社長が今、深浦町役場に到着しました。秋田県での事故を受けて、これから町長に対し、直接説明を行うということです」
15日午前、「新エネルギー技術研究所」の盛高健太郎社長が深浦町役場を訪れ、平沢一臣町長におよそ30分間面会をしました。事故の状況報告や、深浦町の風力発電の今後について話をしたということです。
その後、取材に応じた盛高社長は。
【新エネルギー技術研究所 盛高健太郎代表】
「地元の皆様には、大変ご心配をお掛けして大変申し訳ございません」
「まずは今できる最大限のメンテナンスをどうやっていくか、しっかりと突き詰めていきたいと考えております」
「新エネルギー技術研究所」は、現在、風車の点検業務を担う会社に対して、これまで以上の点検を行うよう求めています。
盛高社長は、結果が分かりしだい、再度各市町村を訪れて報告をする予定だということです。
【深浦町 平沢一臣町長】
「状況がまだあいまいで、しっかり分かっていない部分が多いので、それをまず調査していただいて報告を受けてから、町としての対応を決めていきたいと思っています」
「新エネルギー技術研究所」によりますと、県内では3市町村で「さくら風力」を含む子会社が、22基の風車を運営していますが、2日の秋田市での落下事故以降、すべて、運転を停止しています。
22基はいずれもドイツ・エネルコン社製で、落下事故が起きた風車と同じ型だということです。