青森市のねぶたラッセランドで行われた安全祈願祭では、実行委員会やねぶた師、運行団体などの代表者が、祭壇に玉串を捧げ、制作期間中の安全を祈りました。
2025年の祭りは、雑踏対策のため前年から導入された2点スタート方式で運行し、全23団体が出陣します。
【青森ねぶた祭実行委員会 佐藤健一実行委員長】
「非常に情熱のこもった良いねぶたが出来上がって、そして魂のこもった運行がなされて、それをおいでの観光客の皆様が喜んでいただけるということを心から望んでおります」
【第7代ねぶた名人 竹浪比呂央さん】
「青森のこの空気を感じて、この風を感じて、我々の大型ねぶたを見ていただければと」
2023年の運行中の暴力事件を受け、2024年の参加を見送った青森青年会議所。
ねぶた師・立田龍宝さんによる骨組み作業が順調に進み、2年ぶりの出陣に気合十分です。
【青森青年会議所 三上大介理事長】
「ここの場でねぶたの制作ができて、この祭りに参加できることに関しては、非常に責任を持って果たしていかなければいけないなと」
「全力で、皆様に楽しんでいただけるようなねぶたを出陣していきたいと思っております」
立田さんは、青森港を築き、まちづくりに尽力した森山弥七郎の題材に、再出発への思いを込めました。
【ねぶた師 立田龍宝さん】
「まちづくりの団体なものですから、そこに合わせて。また皆で同じ方向を向いていこうということで指を差してですね」
「良いねぶたを作るというのがねぶた師の一番大きいところですので、団体の皆さんが納得するねぶたを作れればと思っていますね」