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青森・大間町沖でマグロ漁船が転覆か 船長が行方不明 21日も捜索続く

2024.12.20(金) 18:45

19日、大間町沖でマグロ漁船が消息を絶ちました。漂流していた乗組員1人の死亡が確認されたほか、船長の行方が依然として分かっていません。

【工藤麻衣記者】
「けさは風が強く波も高いということで、船は出さずに仲間の漁協関係者たちが沿岸を歩いて捜索を続けています」

青森海上保安部によりますと、19日夜、大間漁協所属の第28光明丸がマグロ漁を終えた後戻ってこないと漁協から通報がありました。仲間の漁船などが捜索したところ、午後9時すぎに乗組員の須藤愛教さん(55)が漂流していたところを引き上げられ、その後、病院で死亡が確認されました。一方で、船長の藤枝亮一さん(70)の行方は依然として分からないままとなっています。

20日朝は海が荒れていたことから、漁協関係者などが陸上から目視で捜索しました。

【大間漁協 大畑勝義さん】
「あそこ(転覆した場所)は昔から波が立つところで、漁師たちはそこを避けて行くんだけれども」
「たまたま油断して大丈夫だと思って行ったのではないか」

【大間町 野﨑尚文町長】
「私もすごく親しくしている船なのでびっくりして」
「生きていればいいんですけどね」

船長の藤枝さんは、2019年に東京・豊洲市場で行われた初競りで、3億3360万円の史上最高値をつけた本マグロを釣り上げていました。関係者によると、19日は豊洲市場での初競りに向けて多くの漁船が漁に出ていたということです。

また、19日夜に見つかっていた第28光明丸とみられる転覆船は、悪天候のため一時見失っていましたが、午後1時ごろ、見失った位置から南東におよそ17キロメートルの海上で再び発見されました。

20日の捜索は午後3時ごろで終了しました。21日も午前7時ごろから漁業関係者や地元の消防団などが捜索する予定です。
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