「市川漁協」を訪れたのは、徳島県の水産ベンチャー企業「リブル」の岩本健輔代表取締役です。岩本さんは海面養殖試験に取り組む市川漁協の関係者などから、これまでの経緯や生育状況について説明を受けていました。
「リブル」が提供したカキの稚貝。八戸沖の養殖設備に設置されてから50日ほどが経ち、殻の長さが1センチ程度に成長。大きなものでは4センチくらいに。
また、厚さは数ミリ程度増して、大きなものでは1.5センチほどになっています。岩本さんによりますと、ペースは遅くも確実に成長しているとしました。
【徳島県の水産ベンチャー企業「リブル」 岩本健輔代表取締役】
「水温が低いのもあって著しい成長というのは見られないというのが正直なところではあります、ただ思ったよりも外海でもっと揺られて(貝殻が)削られてしまうかなと思ったのですけれども、思ったよりは削られ過ぎているという状況にはないので、水温が上がるのを楽しみに待ちたい感じです」
カキの養殖試験は八戸市が補助金を支援し、区画漁業権を管理する青森県が主体となり、「市川」と「八戸みなと」の2つの漁協で取り組んでいます。