調査は5月19日から23日にかけて、湾内10の漁協で行われました。その結果、死んでいる貝の割合は4.8%と平年並みだったものの、生育状況を示す貝殻の長さや重さなどは平年値を下回り、1985年以降最も低くなりました。
また、稚貝を育成用のカゴに移し変えた直後に死んだ割合が51.2%と、データが残る2018年以降最も高くなりました。
高水温や餌不足などが原因とみられています。
2025年もすでに水温が高くなってきていることから、青森県などは、早めの稚貝採取や水温が23℃を超えたら水温の低い下層に沈めて動かさないことなどを呼び掛けています。
【青森県漁連 二木春美会長】
「ここ数年、高水温によって成長が鈍い中で、県並びに生産者が知恵を絞りながら頑張っていきたいと思っています」
一方、不漁が続くホタテを巡っては、県漁連が4日、青森市を訪れた自民党の森山幹事長に支援を求めました。