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「危なくて最近は近付けなかった」 築200年以上の“青森県重宝”が半壊

2025.02.25(火) 18:45

大雪により、青森市で貴重な建物にも被害がありました。

【坂本庸明記者】
「こちらには、私の身長184センチを超えるほどの雪が積もっています。そして奥を見ますと、雪の重みでしょうか屋根が崩れています」

崩れ落ちるかやぶきの屋根。青森市浪岡の旧坪田家住宅です。築年数は200年以上。県重宝にも指定されています。

24日午前8時すぎ、雪の重みにより建物の右半分が倒壊しているのが確認されました。

建物を管理する青森市教育委員会によりますと、例年、冬に1度は屋根の雪下ろしをしますが、2025年は業者が忙しく、雪下ろしができていませんでした。

1月末には、雪の重みで柱や壁がたわみ始めたため、倒壊の恐れがあり近付くことすらできなかったといいます。

防災科学技術研究所の積雪荷重計算によりますと、2月24日時点での青森市浪岡の屋根雪の重さは1平方メートルあたり631キロ。

空き家倒壊の可能性がある500キロを大幅に超えていたとみられています。
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