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「アイガモロボ」進化 有機水稲栽培の “雑草問題” 解決に期待

2025.06.05(木) 18:45

アイガモが田んぼの雑草を食べる「アイガモ農法」をヒントに作られたロボット。その新型機の実演会が、青森県黒石市で行われました。

【福代隼士アナウンサー】
「農薬を使わない有機栽培で課題となっているのが、田んぼに生える雑草です。その雑草の繁殖を抑える働きをするのがこちら!アイガモロボです」

黒石市の職員や生産者などが参加し、青森県産業技術センターで行われた実演会。

アイガモロボの新型機は、黒石市と連携協定を結んでいる井関農機とISEKI Japan東北カンパニーが製造しました。

「1人でこうやって持てるだけの軽い重さなので、置くのにも簡単です」

あいにくの強風の中、進み始めたアイガモロボ。

3年前に開発された旧型機から大きな進歩をとげたのです。

新型は、土をまきあげるスクリュー式からブラシで土をかき混ぜて進むブラシ式に変化。より水を濁らせ、日光を遮ることで雑草の生育を防ぎます。

また、稼働する時のアプリの操作が簡単になり、進む速度も旧型に比べておよそ2倍になりました。

現在、旧型を利用しているつがる市の生産者は…。

【つがる市の生産者】
「やっぱりいいですね。小さいし持ち運び便利だし、あとは進む、そこの原動力が一番いいのかなと思ってます」

【黒石市役所農林課 神健課長補佐】
「機械が高いということ草取りに手間がかかるという面が大きい問題としてあったので、今回のアイガモロボは画期的なものだと考えています」

参加者たちは、最新のスマート技術に触れていました。
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