【鶴田町観光ガイド 工藤一雄さん】
「最初びっくり本当にクマがここに居るのって感じではてなが…クマとはうっていう感じでしたね」
こう話すのはクマの映像を撮影した観光ガイドの工藤一雄さんです。
22日は朝から町内にクマが出没していました。午前7時半ごろには旧水元中央小学校付近で、そして10時半ごろには津軽富士見湖パーク付近でも目撃されました。
【鶴田町観光ガイド 工藤一雄さん】
「クマが向こうの木の方から歩いてくる姿を見つけました」「点のような物が映ったので携帯で撮ってカメラで見たら耳がちゃんとクマの耳をしていてクマが泳いでいるのを確認して」
こちらが鶴の舞橋から撮影された映像です。水面から顔を出したクマが画面左から右へと泳いでいきます。そして、岸へとたどり着いたクマは森の中へ姿を消したということです。
【鶴田町観光ガイド 工藤一雄さん】
「あとでちょっと向こうに行った時に足跡を確認したら結構18センチぐらいの足跡が発見できたので成体のクマなのかなと思って」
これ以降、園内でクマの姿は確認されていませんが、工藤さんは今後の観光への影響を心配しています。
【鶴田町観光ガイド 工藤一雄さん】
「うちのガイド協会の方でもいざという時の緊急時の対策ですね、通報の仕方とかその辺を皆で検討していきたいと思っています」
一方、弘前市では板柳町に近い種市地区の公民館付近で午前6時ごろ体長1メートルほどのクマ1頭が目撃されました。
目撃を受けて市などがパトロールを行ったほか、地区内の小中学校では外での活動を中止したり、下校時に保護者に迎えに来てもらうといった対応を取りました。
この他にも、23日は弘前市の別の地区や八戸市、むつ市でもクマが目撃されました。
県は出没が確認されている場所には近付かないことや、クマを引き寄せる食べ物や生ごみを屋外に放置しないよう呼び掛けています。