陸奥湾ホタテの主力、半成貝は通常漁期を4月から6月までとしています。
しかし2024年の秋以降、稚貝が大量にへい死した影響で、2025年はこの期間の水揚げ量は1万4029トンと、不振だった去年の同じ時期の7割ほどにとどまっています。
こうした状況を踏まえ、むつ湾漁業振興会は水産ビルで役員会を開き、7月末まで半成貝の水揚げを延長することを決めました。
【青森県漁連 二木春美会長】
「今年は成長も悪いし、その中でへい死したことで、本当は6月で漁を止めなきゃならないが、各漁協のほとんど7月になってしまうということで、むつ湾漁業振興会でも延長したということです」
青森県漁連の2025年度の計画では、半成貝の水揚げ量を1万5千トンとしていて、期間の延長により目標は達成する見通しとなっています。