熱戦から一夜経ちましたけども、今の心境、ちょっと落ち着いてどんなことを感じているのか教えてください。
【福士珠美氏】
もう21万4613票という、これだけの方々の期待してくださる、思いを託してくださる、そういった方々の思いを受け止めて、もう一生懸命頑張るしかないなって、もう身の引き締まる思いでおりました。
【澤田愛美アナウンサー】
それでは、20日に投開票が行われた参院選を振り返ります。
福士さんの選挙事務所が沸いたのは、投票が締め切られた直後でした。
「キャー!!!!」
すぐさま本人が駆け付け、喜びを分かち合いました。
「万歳、万歳、万歳」
立憲民主党の新人・福士珠美さんは21万4613票を獲得。自民党の現職・滝沢求さんに1万6千票余りの差を付け、初当選を果たしました。
【初当選 立憲・新 福士珠美氏】
「これからも、皆さんの変えたい変えてくれ、そういう思いをしっかり受け止めて、国政でも働いてきます、本気で働きます。皆さん、ありがとうございました」
自民と立憲で分け合っていた青森県内の参議院の2議席は立憲が独占する形に。
立憲民主党青森県連の田名部匡代代表は、今の政治に対する不満が大きなうねりとなったと振り返りました。
【立憲民主党青森県連 田名部匡代代表】
「私たちの存在が、よし頑張ろうとか、新たな希望や夢につながっていったら良いなと思っています」
3期目を目指した滝沢さん。市町村別では地元・八戸市やむつ市など半数以上の26市町村で福士さんを上回りましたが、青森市や弘前市といった大票田での差が響き敗戦となりました。
【自民・現 滝沢求氏】
「きょうお集まりいただきました皆様方一人ひとりに、改めて心からおわびを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」
この結果を受けて津島淳会長は、自身の進退について問われると…。
【自民党青森県連 津島淳会長】
(Q.自身の進退)「県連会長・総合選対本部長としての責任は当然問われなければいけない。私も責任を感じているところです」
「こういう結果になったことの検証をせずに、ただ次の人に託すことが果たして良いことかどうか、そういう思いもあります」
また、比例代表では青森市出身で参政党の新人・山中泉さんが初当選を果たしました。
三連休の中日だったこともあり、注目されていたのが投票率。県全体では54.22%で前回3年前から4.73ポイント上昇。
9年ぶりに50%を超えましたが、全国平均には及びませんでした。
【中井アナウンサー】
改めて映像をご覧いただきましたが、ものすごい歓声でしたが、あの当選が出た瞬間どんなお気持ちだったんでしょうか?
【福士珠美氏】
あの瞬間、私は聞いていなくて、事務所の外に止めてある車の中にいて、何やらどよめいているぞって思いながら、早く早く入ってって言われて入ったんですけれども、だから、とにかくびっくりしました。
午後8時の当確なんてありえないって思っていましたので、とにかく驚きました。
あの歓声の中を「えっ何が起こったの?」って言いながら入っていった感じでした。