海洋地球研究船「みらい」は、全長128.5メートル、総トン数8706トンの海洋研究開発機構が誇る世界最大級の海洋観測船です。
国内初の原子力船「むつ」から原子炉を撤去した後、ディーゼルエンジンを搭載し、およそ30年間、海洋地球データ発信基地として200回以上の研究航海に当たりました。
「みらい」は2025年度で退役するため、母港の関根浜港に寄港するのは今回が最後となります。
訪れた人たちは、水温などのデータを取得したり、海水を採取したりする機器などを見学しながら、担当者から説明を受けていました。
【見学した人】
「ものすごく広くて楽しくて、これが見られなくなるのは悲しいと思いました」
「ボタンがいっぱいあって、こんなに複雑なんだなと思いました」
【海洋研究開発機構 河野健理事】
「今問題となっている地球温暖化の研究に広く世界中で使われた船ですので、むつ市にはこういう船があるんだと皆さんに覚えておいていただきたい」