7日午前、青森県のつがる市と鰺ケ沢町に土砂災害警戒情報が発表されました。
つがる市稲垣の住宅では、午前10時前床下浸水の被害がありました。家の裏の用水路から水があふれ、家屋の出入口まで水が迫っていることが分かります。
消防車両など2台が出動し、消防隊員が浸水を抑えるため土のうを積み上げ、消防団員がポンプで排水作業に当たったということです。
【住民】
「そっちからここに(水が)入ってきて、ここまでいっぱいになってしまった」
「7年も前にたくさん(水が)中に入ってしまった時があった」
この住宅に住む女性によりますと、住宅への被害は確認されず、けが人はいなかったということです。
午後4時前に大雨は弱まり、多発的な土砂災害が発生するおそれが少なくなったことから、土砂災害警戒情報は解除されました。
7日午後4時までの降水量は、鰺ケ沢で128.5ミリ、深浦で123ミリ、平川市碇ケ関115.5ミリ、青森で113.5ミリなどとなっています。
またJRによりますと、五能線・八戸線で合わせて15本が運休しました。
8日かけて予想される1時間降水量は多い所で、津軽で40ミリ、下北と三八上北で30ミリ。
8日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、津軽で80ミリ、三八上北で60ミリとなっています。
青森地方気象台は7日午後6時現在、津軽に大雨警報を発表しています。8日明け方にかけて土砂災害に警戒し、7日夜遅くにかけて低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼び掛けています。
また8日にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意が必要です。