【坂本佳子記者】
「心配された雨も上がり、運行開始と同時に太陽が顔を出す時間もありました。今年ねぶた大賞を受賞した青森菱友会を先頭に、今年最後の街中での運行が行われています」
6日夜の雨の中の運行から一夜。白昼、再び集結したねぶたの熱気が雨雲を吹き飛ばしました。
【平川市から来た人】
子ども「ねぶたが迫力があってすごいです」
子ども「凱立会です」
母親「凱立会、格好良いですって」
子どもたちが憧れる凱立会は、2025年、囃子賞を受賞した囃子方。7日もその音色を響かせていました。
青森港の開港400年を祝うねぶたは、6月、大阪・関西万博に出陣した時も雨に降られ、2日間を予定していたパレードは1日のみの開催でした。
【ねぶた師 福士裕朗さん】
「最後晴れて良かったですね。きのうの雨も乗り越えたので、来年また頑張ります。ハッピィ!」
優秀制作者賞を受賞した野村昂史さん。団体としても初めての総合賞・観光コンベンション協会会長賞を受賞しました。
【ねぶた師 野村昂史さん】
「うれしいですね。まさかこういう賞取れると思わなかったので、来年またもう一つ上、目指していきます。皆さんの応援よろしくお願いします」
夜間運行にも劣らない迫力の運行に、沿道の見物客も声援を送っていました。
【カナダから来た人たち】
「おもしろい!心躍ります」
「とてもユニークで、ここにいられるのは特別な時間ですね」
青森ねぶた祭は午後7時15分から、花火大会と海上運行でフィナーレを迎えます。
一方、弘前ねぷたまつりも7日が最終日。
小雨が降る中、津軽情っ張り大太鼓を先頭に昼の運行が行われ、全67団体のうち、9団体が参加しました。
鏡絵に描かれた武者絵が見えを切りながら進んでいきます。
「ヤーレヤーレヤーレヤー」
「ヤーレヤーレヤーレヤー」
参加団体のほとんどは、「ヤーヤドー」ではなく、「ヤーレヤーレヤーレヤー」という戻りの掛け声で運行していました。
見物客は、名残惜しそうに夜には味わえないねぷたを楽しんでいました。
【栃木県から来た人】
「素晴らしいですね。夜やっぱり見たくなりましたね。明かりがついて、違うでしょうからね」
【東京から来た人】
「写真写りが良くてうれしいです」
弘前ねぷたまつりは7日夜、岩木川の河川敷でねぷたに火を放つ「なぬかびおくり」で幕を閉じます。