宮下知事が、へい死した稚貝を手に取りながら、その大きさや大量死している現状を説明しました。
この後、県漁連の関係者たちとの意見交換会が非公開で行われ、終了後、山下副大臣が取材に応じました。
【山下雄平農林水産副大臣】
「(ホタテが)生きているのを探すのが難しい、探すことができない状況で」「養殖・漁獲に深刻な状況を与えていることを再度認識を深くした」
また、漁獲可能量=TACの超過で操業停止命令が出ている小型船のスルメイカ漁についても意見が交わされました。
山下副大臣は青森県の漁獲量が先月末までに大幅に上回っていることの報告遅れ、報告漏れを指摘しました。
【山下雄平農林水産副大臣】
「途中でこんなことになるのは、なかなか把握することは難しかったとは言い難い状況では」
これを受けて漁業者は、「申し訳なかった」と謝罪したうえで、TAC制度への不満も口にしました。
【青森県小型いか釣漁業協議会 三國優会長】
「(大中型巻き網は)数量を50%増やす、小型船だけ25パーセントでやってきて、平等だって言えますか」
宮下知事は、TAC制度の現在の小型船の漁獲可能量が妥当なのか、検証が必要だと述べました。
【宮下知事】
「TACの今の数量が本当に適正なものなのかということについてはしっかり検証が必要」「青森県の漁師たちが悪かったみたいなそんな話はないでしょと私は思います」
国や県、そして漁業者が今後どのように改善策を進めていくのかが問われます。














