
「午後1時半を回った青森市です。大粒の雨が降り始めました。雨粒が地面を叩く音も聞こえます」
【坂本佳子記者】
「つい5分ほど前まで雨は降っていなかったのですが、今急に雨が降り出してきました」
2日の青森県内は前線や暖かく湿った空気の影響により、大雨となった所がありました。青森市のタイヤ販売店では、雨・風が強まったため、急きょスタッフ総出でのぼりを片付ける様子も見られました。
【タイヤ館青森西 大越孝樹副店長】
「風もすごく強く吹いてきたので、物が飛ばされちゃまずいかなと思って」「ここまで降るとは想像もしてなかったですね」
外ケ浜町では、一時、土砂災害警戒情報が発表されていましたが、現在は解除されています。
午後5時までに観測された24時間降水量は、十和田市休屋で66ミリ。深浦で64ミリ、平川市碇ケ関で52.5ミリなどとなっています。
【坂本庸明記者】
「JR五能線は一部区間で運休したことを受けて、あのように代行バスが用意されています」
交通にも影響が出ました。JRでは、奥羽線と五能線で上下合わせて41本が運休となり、2100人余りに影響が出ています。
3日は奥羽線の大館―弘前間で一部列車が運休に。五能線の東能代~鰺ケ沢間で始発から昼ごろまで運転を見合わせます。
東北自動車道では、午前10時から碇ケ関インターチェンジから小坂インターチェンジの上下線を通行止めにしていて、解除の見通しは立っていません。
3日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、津軽で60ミリ、下北と三八上北で50ミリとなっています。
青森地方気象台は3日明け方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒するよう呼び掛けています。