東通原発は新規制基準に基づく安全対策工事に時間を要していて、現段階では再稼働の時期が見通せない状況です。こうした状況の中東北電力は8月、安全対策工事の完了時期の公表を1年半先送りし再来年の2027年3月ごろとしました。
東北電力は地元の理解を得るため、あす開かれる東通村議会の全員協議会で先送りした経緯を説明する予定です。
【東北電力青森支店 下屋敷聡支店長】
「地元への影響もありますので我々といたしましてはまず、こういうことに至ったことを丁寧に説明しながら、ご理解いただくとともに、経済支援ということではないですが地域のために何ができるかということを常に社員全員で考えながら対応していきたいと考えているところです」
また、議員への説明のほか村内29地区の総代や各種団体に対しても説明を行うとともに、広報紙を各家庭に配布し理解を求める方針です。