【藤原祐輝アナウンサー】
その世代ですとすでに就職している人が多いと思うので、次のステップとなる転職であったり、転勤という理由が主ですか?
【稲葉千秋アナウンサー】
正解です!
県内では、男女ともに一度は県内で就職しても、20代前半から転勤や転職を機に県外に転出する人が一定数いて、特に女性は20代半ばまでの年齢で転職が目立っているんです。
この転職意識に関する調査の分析結果が公表されました。
県は、青森県を含む北東北3県を対象に、県内定着と転職意識に関するインターネット調査を行い、その分析結果を公表しました。
調査によりますと県内または県外に「転職経験がある」と答えた人の割合の合計は、「転職経験なし」と答えた人の割合を上回っています。
県外への転職傾向としては、「キャリアの幅を広げたい」「希望する勤務地で働きたい」といった理由が挙げられています。
一方で、「より良いワークライフバランス」や、「職場の良好な人間関係」は、県外への転職を抑制し、県内定着を促進する可能性があるという分析結果となりました。
また、女性は男性より若く転職する傾向にあり、理由としては結婚や子育てといった「ライフイベント」や良好な人間関係といった「働く環境」を重視していることが分かりました。
これらの条件が整えば、同じ職場で働き続けることにつながると分析されています。
【県統計分析課 小西知久総括主幹】
「県では毎年『社会経済白書』を発行していまして、その中に今回の分析についても記載をしていきたいと考えていて、それを通じて県内の皆様に共有できればと考えています」