板画家・棟方志功は1903年に青森市に生まれ、数々の名作を世に残し1975年にその生涯を閉じました。
4日は、志功の孫に当たる石井頼子さんが青森市の古川中学校を訪問。
石井さんが見守る中、生徒たちが版画の刷り紙の裏側から絵の具を染み込ませる「裏彩色」という志功が用いた技法に挑戦しました。
裏側から着色することで白黒作品とは異なる独特の奥深さが生まれます。
【生徒】
「棟方志功さんの方が色の使い方がうまいなと思って『裏彩色』は難しいと思いました」
「歴史を知れて昔のこととかも分かることができるので、とてもいいなと思います」
【棟方志功の孫 石井頼子さん】
「中学生になると皆さん版画から離れる方が多いのですけれども、さすがに青森だなと思って、小学校から脈々と続いてきた技術が皆分かっていて、お互いに教え合うところがいいですねとっても」
完成した作品は10月の文化祭で展示されるということです。