中泊町の大沢内地区の「ナラ枯れ」の様子です。所どころ、葉が枯れたように茶色になっているのが分かります。
「ナラ枯れ」は、カシナガ、カシノナガキクイムシという昆虫によって、病原菌が運ばれて感染し、症状が出ると葉が茶色や赤褐色に変わり、数年後には、枯れて朽ち果てます。
12日は、立憲民主党の国会議員たちが中泊町を訪れ、被害の様子を視察しました。
【県の担当者】
「この虫が入って繁殖をして数が増えれば、ここの穴から出ていくと、枯れる、その被害が広がるスピードは増していくという形になります」
【立憲民主党県連 岡田華子議員】
「こんなにも広がってしまったかと正直驚きました」「ここの森が大変、あそこの森が大変という声がたくさん届くようになってきているのですが、その中で優先順位を決めて対策を打っていく、これ以上広がらせないというところが一番大事だと思うので、その点について限られた予算と人を使っていく…」
2024年7月から2025年6月末までの昨シーズン、県内で新たに被害が確認された木は6万1362本と過去最多を更新。被害自治体数は、40市町村中21市町村と半数を超えました。
県では、今シーズンの調査結果を10月28日開催の対策検討会に報告し、駆除や予防など被害拡大防止対策を検討します。