むつ消防署の川内と脇野沢の消防分署庁舎は老朽化が著しく、津波浸水想定区域内にあるため、それぞれ移転・建て替えをします。
このうち、18日は川内消防分署庁舎の建設予定地で安全祈願祭が行われ、関係者およそ40人が参列しました。
下北地域広域行政事務組合の管理者を務めるむつ市の山本知也市長がくわ入れをした後、関係者が神前に玉串を捧げ、工事の安全を祈りました。
川内消防分署庁舎は鉄骨平屋建てで、敷地面積は現在の3.5倍の4350平方メートル。現在の庁舎から北東に630メートル離れた海抜5メートルの津波・洪水浸水想定区域外、土砂災害警戒区域外の場所に建設されます。
これまではなかった停電時に最長72時間発電できる装置や女性用の仮眠室、トイレなども整備されます。
【下北地域広域行政事務組合 山本知也管理者】
「今までは陸奥湾に津波が来ない浸水しないという想定の下で庁舎も建てていましたが、浸水想定も変わりまして、地域の皆さんも浸水エリアにあることを不安に思っていると思いますので、できるだけ早く災害はいつ起こるか分かりませんので、市民のために早期に着工・しゅん工したい」
工事期間は2026年8月31日までで、2026年度内の使用開始を目指しています。