平和学習に取り組んでいるのは青森市の堤小学校です。6年生およそ60人が青森空襲を記録する会の相馬信吉理事の話に耳を傾けました。
「太平洋戦争中の社会のしくみ」について、白黒写真をAIでカラー化・映像化したものを見せながら、青森空襲では防空法を真面目に守った人たちが焼け死んだことを説明しました。
【青森空襲を記録する会 相馬信吉理事】
「万が一空襲になったときに人や建物を守るためのルールで」「国にとってはですね、国民の命よりも国全体を守ることが大事だということがこういう法律の中身から分かりますね」
1945年7月28日の夜、アメリカ軍が青森空襲で使用した焼夷弾には、ナパームという燃える液体と火のつきやすい黄燐が入っていました。
【青森空襲を記録する会相 馬信吉理事】
「水をかけても消えないのだそうです」「(防空法で)火事になったら水かけて消せといったのは全く、かえって火に油を注ぐようなことになっているわけです」
【児童】
(Q.こんなに具体的に話を聞くのは?)「初めて」「一番心に残ったことは千人針で、いろんな人にお守りを作るのを協力してもらうのがすごいなというか、兵隊さんは大事にされてたんだなと思いました」
児童たちは10月の学習発表会で青森空襲についての劇を披露するため、さらに学びを深めます。
【青森空襲を記録する会 相馬信吉理事】
「私たち青森空襲を記録する会としても初めての参画で、子どもたちが来月どういうふうな青森空襲劇を見せてくれるのか今からワクワクしますね」