県内ニュース

NEWS

ニュースランキングはこちら

戦争の記憶を子どもたちへ 児童たちが平和学習“青森空襲の劇”披露へ/青森市

2025.09.22(月) 18:45

終戦80年を迎え、戦争の記憶を語り継ぐ人が次第に減るなか、青森市の小学生たちが戦争について学びました。10月、青森空襲についての劇を披露します。

平和学習に取り組んでいるのは青森市の堤小学校です。6年生およそ60人が青森空襲を記録する会の相馬信吉理事の話に耳を傾けました。

「太平洋戦争中の社会のしくみ」について、白黒写真をAIでカラー化・映像化したものを見せながら、青森空襲では防空法を真面目に守った人たちが焼け死んだことを説明しました。

【青森空襲を記録する会 相馬信吉理事】
「万が一空襲になったときに人や建物を守るためのルールで」「国にとってはですね、国民の命よりも国全体を守ることが大事だということがこういう法律の中身から分かりますね」

1945年7月28日の夜、アメリカ軍が青森空襲で使用した焼夷弾には、ナパームという燃える液体と火のつきやすい黄燐が入っていました。

【青森空襲を記録する会相 馬信吉理事】
「水をかけても消えないのだそうです」「(防空法で)火事になったら水かけて消せといったのは全く、かえって火に油を注ぐようなことになっているわけです」

【児童】
(Q.こんなに具体的に話を聞くのは?)「初めて」「一番心に残ったことは千人針で、いろんな人にお守りを作るのを協力してもらうのがすごいなというか、兵隊さんは大事にされてたんだなと思いました」

児童たちは10月の学習発表会で青森空襲についての劇を披露するため、さらに学びを深めます。

【青森空襲を記録する会 相馬信吉理事】
「私たち青森空襲を記録する会としても初めての参画で、子どもたちが来月どういうふうな青森空襲劇を見せてくれるのか今からワクワクしますね」
< 前の記事 県内ニューストップ 次の記事 >
週間ランキング
月間ランキング

・回線状況や時間帯、また閲覧する環境によっては正常に動画が再生されない場合がございます。ご了承くださいませ。

・本サイトで公開中の動画及び過去の動画につきましては、DVD等の別媒体への複製や動画ファイルによる個別提供のご依頼は有料無料問わず全てお断りしています。