祭り会場となる弘前公園では、今年のメインとなるフラワーアート、「綾山玄武」に造花の飾り付けの作業が進められていました。
「綾山玄武」は幅28メートル、高さ6メートル。水を象徴する霊獣・玄武をテーマに組みねぷたの技法を使って竹と花で立体的な造形を作り出します。玄武の甲羅の部分を岩木山の形で表現し、頂上には白い藤の花。雪が降り積もっている情景を表現しています。
今年は、このアートの中を通り抜けることができる作りとなっていて、視察に訪れた桜田市長が体感していました。
【弘前市 桜田市長】
「中から竹と花のアートを見られるというのは体験することができませんので多くの方々が感動されるのではないかと期待しています」
【花景家 阿部喜恵さん】
「その水の流れを岩木山の山頂からお花の流れがダ―ッと流れてくるような感じで今制作しているんです」
「弘前城菊と紅葉まつり」は、弘前公園で31日から来月9日まで開かれます。フラワーアートのほか、桜やカエデといったおよそ3700本の木々の紅葉を楽しむことができます。