「明日は世界新記録、世界一だ!皆、覚えといて!40秒台を出す!」
23日、こう話していていた五戸町出身のスプリンター陸上の佐々木琢磨選手。
そして、24日。
【服部未佳アナウンサー】
「もうまもなくで男子4×100mリレーの決勝が行われます。
スタンドには多くの観客が訪れ体全体でエールを送っています」
佐々木選手にとって今大会3種目目となる男子400メートルリレーに出場。
東京デフリンピックを締めくくる最後の走りです。
日本チームは新しく編成された若手メンバーを中心に「世界一」に挑みました。
スタートからバトンがうまくつながり、アンカーの佐々木選手へ。
気迫あふれる走りで後続との差を広げ、1着でゴール。
41秒22で、金メダルを獲得しました。
【佐々木琢磨選】
「無事にけがなく全ての競技をやりきることができました。
本当に魂が抜けていったような気持ちです。」
今大会の佐々木選手は18日の男子100メートルで銅メダル。
さらに23日、200メートルでも決勝進出。
結果は7位とメダルには届きませんでしたが、21秒98という記録には
佐々木選手自身、手応えを感じています。
【佐々木琢磨選手】
「記録を見ますと21秒98でしたので今まで100走ったあと、
200メートルはほぼ22秒台だったんですね。
22か23だったのに、21で走り切ったというのは自分としては、
やはり1レーンのなかの21秒台が出せたということはこれからの
自信につながるレースだったと思ってます。」
そして、デフリンピック初出場で女子やり投げ決勝の舞台に立った
八戸市出身の古川瑛梨奈選手。
長い間、良い記録を出せず苦しい時もありましたが、21日の予選で
半年ぶりに自己ベストを更新。
そして決勝の記録は、41メートル34。
自身初めての40メートル越えで、再び自己ベストを更新。
8位に入賞しました。
【古川瑛梨奈選手】
「1投目はファールだったので少し焦る気持ちもあったけど、
2投目の時は何も考えずに投げたら、自己ベストが出ました。楽しかったです。
自己ベストを出せたことと、目標だった入賞することもできたので、
良い結果になったと思います。」
青森県のマスコットキャラクター「アップリート君」を世界の舞台でアピールした
古川選手。
2026年の国スポ・障スポでの活躍にも期待が高まります。
15日に開幕した東京2025デフリンピック。
25日には全ての競技が終了し、26日に閉会式が行われます。











