「安全な生活を確保するためには、適切かつやむを得ない対応であったものと認識しております」
6日、青森県内で初めて行われた緊急銃猟によるクマの駆除。八戸市の熊谷市長は「市民の命を守るための決断だった」と強調しました。
最初にクマが目撃されたのは八戸市沼館の公園付近。6日午後1時すぎのことでした。
【高橋芳樹記者】
「こちらは沼館緑地公園です。突然現れたクマはこの周辺を走り抜け、やがて市の下水道施設の敷地内に逃げ込みました。周辺には商業施設が立ち並び、多くの市民が行き交う時間帯でした」
その後、クマは市の下水道事務所の敷地内に潜み、市は警察や猟友会と緊急銃猟について協議を開始しました。
【青森県猟友会八戸支部 吉田功一郎副支部長】
「きのう、私がクマを捜索したルートです。きのうここまで来て、建物の陰で、これちょっと薄くなってはいるのですが、ここと、ここと、ここでクマの新しい足跡を発見しました」
現場で指揮を執った青森県猟友会八戸支部の吉田功一郎副支部長です。
市街地でのクマの駆除。
足跡や音を頼りに至近距離まで接近するものの、安全性のため発砲を何度も見送る緊迫したものになったといいます。
最終的に、現場に駆け付けた青森県猟友会八戸支部の5人のハンターが市や警察と連携。
午後4時前、安全なバックストップ=壁を後ろに確保したうえで、スラッグ弾といわれる散弾銃用の単発の大きな弾丸4発で駆除しました。
駆除されたのは、体長およそ1メートル・重さおよそ50キロのメスのツキノワグマの成獣です。
青森県内初となった緊急銃猟について吉田さんは。
【青森県猟友会八戸支部 吉田功一郎副支部長】
「今回の成功は、やはり八戸市の判断が早かったと緊急銃猟に移行する判断が早かった」
「我々の方としても、緊急銃猟に対する態勢というのも整えていましたので、その辺の意思疎通がちゃんとしていた」
市の早い判断が被害ゼロにつながったと話します。
そのうえで熟練ハンターの高度な判断力に加えて、初動の早さや技術の継承が今後大切になるとしています。
【青森県猟友会八戸支部 吉田功一郎副支部長】
「(今後は)銃の取り扱いとか射撃訓練とか、あと冷静な判断をできるような隊員をそろえていきたい
市は、今後もクマの出没が続く可能性があるとして、市民に対して警戒を呼び掛けています。















