「街のど真ん中に出てきたということで、インパクトの大きいニュースだったと思うんですけれど、私の印象としては、クマが街中に出るという事例は今年になって特別ではなく、ここ数年ずっと続いている傾向かなと感じています」
野生動物と人との共生について研究している、弘前大学農学生命科学部の岸岡智也助教です。
クマが街中に出てくる要因として考えられることは…
【弘前大学農学生命科学部 岸岡智也助教】
「クマの個体数が増えてきていて、徐々に人里で生活するクマが増えてきていることが大きい要因なのかなと思う」
青森県が実施しているツキノワグマの生息数調査によりますと、県内のツキノワグマの推定個体数は2019年は1181頭だったのに対し、2024年は1614頭となっていて、4割近く増加しています。
岸岡助教は、人間とクマの関わりについて、山に行く時に警戒するフェーズからどこにいても遭遇する可能性があるフェーズに入ったと話します。
【弘前大学農学生命科学部 岸岡智也助教】
「いくら対策をしても、街中に出てきてしまう個体は一定数はある」
「住民一人ひとりが、もし出会ったらどうしようと意識して知識を持って備えていくことが重要」
登下校時にクマ対策を講じている学校もある中、県内は運動会シーズンを迎えています。
屋外で実施する際に注意すべきことは…。
【弘前大学農学生命科学部 岸岡智也助教】
「開催する際に周りにいないかどうか、きちんと確かめてから開催することも重要」
「一番分かりやすいものは、ふんだったり爪の跡、あとは嗅ぎなれない臭い、確かめる担当の人が行く際にも音を出したり、こちらの存在を知らせながら行動することが重要」
街中でのクマ対策として岸岡さんは、スマートフォンを見ながら歩いてしまったり、イヤホンをして歩いたりすると、クマに気づくことが遅れてしまうので注意が必要と話していました。















