そこで気象庁は大雨や土砂災害などに関する注意報や警報の伝え方を見直し、5月28日午後以降順次運用が始まります。
今後、どのように皆さんに情報が伝えられるのかを解説します。
中村アナウンサー)
防災の話と聞くと、難しそうだなとか、つい後回しにしてしまいがちなのですが、5分で分かるようにお伝えします。
まず、現在の情報の伝え方をおさらいします。
梅雨時や台風の季節に注意が必要なご覧の情報について、原則5段階で危険度を伝えています。
レベルが高くなるにつれ、命に危険が迫っていることを表しているのですが、中井さん、この表を見た第一印象は?
中井アナウンサー)
空欄もありますし、理解しにくいと思ってしまうかもしれませんね。
中村アナ)
分かりづらいですよね。
よく見てみると、5段階で伝えているはずが、レベル4に該当する情報がないものがあったり、土砂災害は最初は「大雨警報」と「大雨」という言葉で注意喚起していて、レベル4になったら「土砂災害警戒情報」に、さらにレベルが上がると「大雨特別警報」になって、名称に統一感がなく分かりにくかったですね。
それを解消するために次のように整理されます。
中井アナ)
スッキリしましたね。
中村アナ)
「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つの情報は、全て不足なく5段階で発表されます。レベルごとに色分けも決められています。
表現がバラバラだった「土砂災害」についても、レベル2からレベル5まで「土砂災害」という言葉を使い名称が統一されます。
中井アナ)
言葉を覚えなくても、レベルの数字や色で危険度が直感的に分かるようになったのですね。
中村アナ)
ではここで、この4つの情報にどんな意味があるのか確認します。
まず「高潮」から。これは、海水面の上昇や波の打ち上げによる浸水の危険を知らせます。海沿いの方は注意が必要です。
「土砂災害」は、急斜面のがけ崩れや土石流の危険を知らせます。崖の近くや沢沿いにお住まいの方は注意が必要です。
ここからが、少し想像力が必要な項目かもしれません。
「大雨」は、単に雨の量の多さを伝えているのではなく、大雨によって、アンダーパスなどの低い土地の浸水や、中小河川の氾濫が発生する恐れがありますよ、という意味です。
この2つは発生のタイミングが近いので、大雨という一つの括りで伝えます。
中井アナ)
なるほど。大雨と聞いたら、氾濫と浸水、両方を想定しないといけないんですね。
「中小河川」ということは、大きな河川の情報は含まれていないのですか。
中村)
大きな川の氾濫の情報は、別枠「河川氾濫」という項目で伝えます。
規模が大きい川は氾濫すると影響力も大きいので、特別扱いして伝えるというイメージです。
大きい川とは、青森県内でいうと、
◎堤川
◎駒込川
◎岩木川
◎十川
◎平川
◎馬淵川
◎高瀬川(小川原湖)のことです。
この河川については、川単位で注意報や警報が出ます。
例えば、「岩木川 レベル2 氾濫注意報」というイメージです。
一方で、中小河川の氾濫については、「青森市 レベル2 大雨注意報」というふうに市町村名で注意を呼びかけます。
「大雨」には、アンダーパスなどの低い土地の浸水の注意喚起も含まれているので、市町村単位の広いエリアを対象に発表されます。
中井アナ)
具体的にどの川で危険が高まっているかが知りたいですよね。
中村アナ)
川ごとの状況の知り方や、いつ何を見て避難を判断したらいいかなどは、次回詳しくお伝えします。
どう行動するかが命を守るために大事なポイントですので、ぜひご覧ください。















