青森県内は、黄色からオレンジなので600分前後、およそ10時間かかるということです。これに荷物の積み下ろし時間や休憩時間を含むと15時間前後になるという計算になります。
このため、新たな基準では、これまで週に2往復できていた輸送が1往復に減ってしまうということなのです。
物流への影響だけでなく、運送業界には収入面でも大きな影響が出てしまうようです。
【青森県トラック協会 葛西直樹事務局長】
「当然回数が減るイコール運賃収入が少なくなるとなると、最終的にトラックドライバーさんの賃金の方にも影響してくる話になりますので」
「これまでのドライバーさんの賃金を維持するためには、どうしても荷主さんの方に運賃について、ご協力くださいとお話していかなくてはならない」
一方で、荷主となる農業団体にも話を聞きました。
【JA青森 鹿内克之代表理事専務】
「やっぱり…、厳しいと思いますよね、なんとか安くならないのかなとか」
さらに、団体としてはドライバーの拘束時間が限られるため、輸送までの準備作業の負担や、それに伴う費用が発生してしまうことが想定されるということです。
【JA青森 鹿内克之代表理事専務】
「今まで、運転手さんが来てやってもらっていたことができなくなる、荷主側でそれをやるということで、新たな費用が発生する」
運賃の高騰に合わせ、ダブルパンチとなるかもしれません。
【JA青森 鹿内克之代表理事専務】
「苦労を見ているんでね、農家の、うん、高く売りたいんだけど、高く返したいんだけど」
「青森県だから遠いからと言って、たとえば秋田とか岩手よりも高くすると、そういったことはできるわけないと思うんですよ、やったとしても売れなくなるし」
「うーん、なんか良い方法考えていかなきゃ駄目なのかなと」