下位4県を東北地方が独占する結果となっています。人口減少が深刻化する中、岩手県で開催された北海道東北地方の集まった知事会議で、宮下知事が訴えたことは。
【宮下知事】
「言い方を選ばずに言うと、どこもあまりうまくいっていない、結果的にですよ」
東北六県と北海道・新潟県で構成される北海道東北地方知事会議。人口減少対策が課題に挙げられる中、初参加の宮下知事は、意見交換のテーマとして「各道県で実施している少子化対策」を挙げました。
【宮下知事】
「本当に何をしなければいけないかは真剣に考えるべきだし、そのことは無償化だけではない」
このテーマについて他県の知事からは…。
【宮城県 村井嘉浩知事】
「AIマッチングを活用した宮城結婚支援センター『みやマリ!』による結婚支援を実施しており、今年9月末時点で登録者数は約2600人、結婚したカップルは約100組に達し大変好評いただいております」
【新潟県 花角英世知事】
「新潟県独自の少子化対策で、入園入学時などの経済的負担が大きい節目節目に支援できるよう、出生時に10万円を定期預金として差し上げる」
他県での取り組みを聞いた宮下知事は、実行した政策が合計特殊出生率の伸びに反映されるかが重要だという認識を示しました。
【宮下知事】
「合計特殊出生率を上げるための政策の因数分解というか、どういう政策をやっていったらいいか、あるいはそのどこに効果があるかということの正体を突き詰めて考えていかなければいけないし」
会議ではこのほか、東日本大震災からの復興などを盛り込んだ決議を取りまとめました。次回の会議は宮城県で開催される予定です。