大麻取締法違反の疑いで逮捕されたのは、青森市内在住のとび職で16歳の少年です。
警察によりますと、少年は9月、青森市本町の歩道上で大麻若干量を同世代の知り合いに4500円で譲り渡した疑いが持たれています。
少年は容疑を一部否認していて、警察は今後、大麻の入手経路や余罪について捜査する方針です。
2023年の県内での大麻取締法違反での摘発は、23日現在で45人。
そのうち、なんと6割以上が20代以下の若者です。
【青森県警捜査第二課 今井貴美次長】
「タバコ感覚で吸うことができるので、違法性に対するハードルが低い」
若者の大麻への関与のきっかけは、友達からの誘いやSNS。5年ほど前から徐々に増加し続けているのです。
【青森県警察本部捜査第二課 今井貴美次長】
「大麻を所持・譲り渡す・譲り受けると5年以下の懲役、栽培していると7年以下の懲役という大きな罪になります」
「大麻は、薬物のゲートウェイ犯罪です」
「入口で、まずはきっぱりと断る強い気持ちを持ってください。1人で対応しないで、悩んだら、誰かに相談して、皆で薬物を防止しましょう」