2021年8月、パナマ船籍の貨物船が八戸港沖で座礁し、船体が2つに折れ、現場海域に残された船の後部の撤去が課題となっています。
非公開で行われた船の所有者側の説明会では、関係自治体や漁業関係者などおよそ25人が出席し、完了予定時期の延期について説明がありました。
【船主側代理人 赤塚寛弁護士】
「来年の3月末に、完全に撤去が終わるという予定変更をしたということになります」
「(予定より)あと2カ月延びてしまうということで、また、この春に掛けて、漁に出られないという漁協もいらっしゃるということで、それについても、我々は真摯に対応して、責任を持って補償等々をしていきたい」
船の所有者側の代理人によりますと、延期の理由としては、船の後ろ部分の機関室に穴を開け、チェーンを通し、台船2隻で吊上げた際、想定外の切れ込みが発生したため、別の位置にチェーンを設置し直す必要があるとしています。
作業は、天候次第で12月下旬にも再開する予定です。