高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグは19日、各地で第20節が開催され、EAST首位の青森山田高校は前橋育英高校(群馬)に2-1で勝ち、首位を守った。
試合は今季ホーム最終戦となった青森山田のペースで進み、前半27分、DF小林拓斗の右からのクロスにMF芝田玲が合わせて先制。1-0で折り返す。
後半も青森山田が優勢に進め、9分、コーナーキックからのこぼれ球に、FW米谷壮史が押し込んだボールがゴールラインを超えて追加点を挙げる。
後半、風上に立った前橋育英は強風を利用して反撃のチャンスをうかがうが、青森山田はゲームを支配し続けて主導権を渡さない。しかし試合を決定づける3点目を奪えないまま終盤を迎えると、前橋育英は43分、後半で唯一得たコーナーキックが、青森山田DFに当たってオウンゴール。終了間際でようやく1点差に迫る。
しかし青森山田は前橋育英の反撃を1点に抑えて試合終了。ホーム最終戦を白星で飾った。
青森山田は勝ち点を47に伸ばし、EAST首位をキープ。ここまで2位の尚志(福島)が柏U-18(千葉)に敗れたため、2位との勝ち点差が4に広がり、次節で青森山田が勝てば最終戦を待たずに地区優勝とファイナル進出が決まる。
青森山田の正木監督は、高校選手権予選による約1か月の中断明けでの試合勝率が悪いことを意識させたとしたうえで、「1年の集大成として選手たちが良い準備をしてくれた」と評価し、「プレッシャーなどで難しい試合になると思うが、次(の試合)で(優勝を)決めきれるようにしたい」と話した。
両チームの次戦は11月26日(日)で、青森山田はアウェーで昌平高校(埼玉)と、前橋育英はホームで大宮アルディージャU18(埼玉)とそれぞれ対戦する。
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U-18サッカープレミアリーグ 青森山田がEAST制覇へ前進 前年地区王者の川崎フロンターレU-18にセットプレーからの2得点で勝利