「サッカーの神様」ジーコさんが指導者向けのトークショーに登場しました。
むつ市サッカー協会が開いたサッカー指導者向けのトークショー。元日本代表の中田浩二さんや本山雅志さん、十和田市出身でヴァンラーレ八戸のゼネラルマネージャー熊谷浩二さんといった、鹿島アントラーズの黄金期を支えたメンバーが、ねぶたの家ワ・ラッセに集結。
これだけでも十分豪華なメンバーですが…。
最後に姿を現したのは「サッカーの神様」、鹿島のクラブアドバイザー、ジーコさん。
【中井友紀アナウンサー】
「ジーコさんの答えに対して、ご自身の見解であるとか、これってどういうこととか質問があったら、積極的に手を挙げてご質問いただければと思いますので」
【中田浩二さん】
「ジーコさんには言えないです」
【本山雅志さん】
「言えないです」
日本のサッカー文化の礎を築いた「サッカーの神様」が、青森県内から集まった指導者に向けて語った内容とは。
冒頭、自身のサッカー観について聞かれたジーコさん。
【ジーコさん】
「一番大事にしてきたことは、サッカーに対する愛です」
「愛があったから、限界まで到達できるように努力することができました」
今回ジーコさんが語った多くは、テクニックやプレー面ではなく、目には見えない部分について。
鹿島アントラーズで、ジーコさんとともに過ごした皆さんもこのように表現しています。
【熊谷浩二さん】
「Jリーグ開幕2年目から鹿島にお世話になったんですけど、私が入った時には哲学というものが植え付けられているなっていうことを感じて」
【本山雅志さん】
「2007年に開幕5連敗かなんかしたんですけど、その時ジーコさんがメッセージをくれて、『ブレずにやることだ』ということが書いてあって、それでチームがまとまって、その年久々にリーグ優勝できたんですけど」
【中田浩二さん】
「ジーコがよく言うことは、個人ではなくてチームのためにどれだけプレーできるか」
「アントラーズっていうチームは、クラブのためにチームのために戦うことが大事ということを教えてもらいましたね」
また、集まった指導者からの質問には。
【質問】
「小学校のうちに身に着けておくべき、技術だったり精神面だったり。これは覚えておいたほうが良いということがあれば、教えていただきたいと思います」
【ジーコさん】
「小学生の12歳までの年齢では、ボールを触れることや、試合・トレーニングで感じる小さな喜びを積み重ねていくことが大事」
「良いパスや良いゴール、良いドリブルをすることで喜びを感じて、次の日もまたサッカーをしたいという気持ちになる」
小さな成功体験を経験させてあげることが重要だと語りました。
サッカーの「神様」ジーコさん 青森市を来訪 ねぶたのハネトにも挑戦!