「ホタテ災害助成条例」は、漁業の場合は被害総額が4億円を超えた場合に適用され、漁業者などが金融機関から運転資金を借り入れた際に、利子の一部を県と市町村が助成するものです。
借入金は、1漁業者につき200万円としていますが、ホタテ養殖に必要な資金については、上限を500万円としています。
過去には、2010年の高水温被害でも災害助成条例が発動され、その当時は、この制度を利用して、県内の漁業者がおよそ4億円の資金を借り入れたということです。
【青森県水産振興課 種市正之課長】
「4月から、半成貝の出荷というのが主になってくるわけですけれども、漁業者の負担が軽減されるということによって、ホタテ養殖業の再生産の促進に向けた、一助になると考えております」
漁業者の資金繰りについて県は、所属する漁協や東日本信用漁協連合会に相談してほしいと呼び掛けています。