再処理工場の完成時期について日本原燃は、「2024年度上期のできるだけ早期」としていて、遅くとも2024年9月中の完成を目指しています。
5日の会見で増田社長は、2月に開かれた原子力規制委員会との会合で、耐震評価の前提となる基本地盤モデルが承認され、審査が前進したとの認識を示しました。
そのうえで、厳しくなりつつあるものの完成目標を維持すると述べました。
【日本原燃 増田尚宏社長】
「現場の方でも、検査にスムーズに入れるように、検査を少しでも短くするという工夫しているところです。それを通して、9月というしゅん工の時期を守るように、頑張っていきたいと思います」
一方、装置の異常により、濃縮ウランの製造を止めているウラン濃縮工場については、早ければ、4月にも製造を再開する見通しを示しました。