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【県の給食無償化】南部町長「不平等感あり 知事に再考を」 交付金を修学旅行費無償化に充当

2024.03.08(金) 18:45

青森県南部町の工藤祐直町長は、県が打ち出している給食費無償化支援の枠組みに、不平等さを感じています。

【南部町 工藤祐直町長】
「給食費(無償化)をやっていないところ(市町村)に支援するというのは、私はその考えには賛成ではあります。ただ、その中に(すでに)実施しているところと、実施していないところ、これが不平等感があるのではないか」

南部町は、9年前から毎年およそ5000万円を掛け、給食費を無償化してきました。そのため、給食費ではなく、新たな子育て支援事業として、工藤町長は、町議会最終日の8日、「小中学校の修学旅行の無償化」にかかる費用を盛り込んだ補正予算案を追加提案。全会一致で可決されました。

小学生は、一人当たり6万円を上限に、中学生は一人当たり12万円を上限とし、総額およそ2000万円を見込んでいます。その2割は町の負担となります。

【南部町 工藤祐直町長】
「もう一回見直して、一律でやってくれれば(無償化を)やっていたところもやっていないところも、両方もろ手を挙げて喜ぶ(県の)事業なのですよ。そこがちょっと私、残念」

工藤町長は、不平等感が生じないよう知事に再考を求めていく考えです。
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