日本銀行青森支店によりますと、気候変動の一因であるCO2の経済規模当たりの排出量は、青森県が全国で9番目に多くなっています。
脱炭素に向けた対応が企業の経営に与える影響は3%と、全国平均のおよそ1.6倍となり、負担が大きいとしました。
中小企業が多い県内では、コスト面で設備投資が困難であることなどを理由に、脱炭素に向けた動きは低調で、今後、気候変動による1次産業や県内の経済への影響も否めないとしています。
【日本銀行青森支店総務課 阿由葉舞さん】
「行政、金融機関からは、県内企業への支援などを通じ、地域一体となって気候変動への取り組みを進めていくといった声が聞かれております」
「青森県においても、環境対応に対する企業への要請は高まっていくと予想されます」