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「八甲田・十和田ゴールドライン」貫通 雪の壁は約7m でも見頃は1週間!?

2024.03.28(木) 18:45

山から春の便りが届きました。冬の間、雪で閉ざされていた八甲田・十和田ゴールドラインが、28日に貫通しました。

好天に恵まれた八甲田。2月26日からおよそ1カ月間、除雪隊が掘り進めてきたゴールドラインがついに…。

【大熊ちひろ記者】
「八甲田の春の名物、雪の回廊。いま八甲田側と十和田側が一つに結ばれました」

ゴールドラインで最も高い標高1040メートルの傘松峠付近では、最後の作業が行われ、青森市の酸ケ湯と十和田市の谷地を結ぶ全長8キロの区間が貫通。

雪の回廊を初めて生で見たという宮下知事は―。

【宮下知事】
「これはすごい!見たことないこんなの。感動しましたね」
「国内外から多くのお客さんに見ていただきたいなと思います」

そして、八甲田の春を祝うのはこの歌です。

【上北地域県民局地域整備部 鈴木孝課長】
「いざ歌わんや我らが歌を、いざたたえんや、八甲田除雪隊の歌を」

関係者たちが、除雪隊の努力を讃える「八甲田除雪隊の歌」を歌い、喜びを分かち合いました。

2024年は、暖冬の影響で2月下旬のゴールドライン周辺10地点の平均積雪はおよそ3.1メートル。

過去30年の平均と比べても1メートル以上低くなっていて、雪の回廊への影響が心配されました。

しかし、3月に入ってから冷え込みが続いたことで、2週間前は5メートルほどだった雪の壁も高さを増し、平年並みの6メートルから7メートルの壁が出来上がりました。

【八甲田除雪隊 作見晃一隊長】
「ここ1週間くらいしか気温がプラスの日がなかったので、ずっと氷点下で路面が氷になってしまって作業は苦労したんですけど、無事終わってほっとしています」

ほっとしたのはつかの間、白く輝く雪の壁は、ここから天気との戦いになりそうです。

【大熊ちひろ記者】
「日なたに面した雪の壁の表面は、このようにシャリシャリした雪質になっていて、日に日に雪解けが進んでいます。見頃はなんと1週間。早く来ないと、この壮大な景色が見られなくなってしまいます」

【八甲田除雪隊 作見晃一隊長】
「見たい方は早めに来てくれたほうが、1日でも過ぎればだんだん解けて汚くなっていくので、ぜひ皆に早く見に来て喜んでほしいです」

八甲田・十和田ゴールドラインの一般車両の通行開始は、4月1日の午前9時からです。
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