統合新病院を巡っては、前回の住民懇談会で、住民から整備場所決定までの経緯の説明不足などを指摘する厳しい意見が相次ぎました。
2回目の28日は63人が集まりました。県と市はこれまでの有識者会議などでの検討内容をまとめた60ページに及ぶ資料を配付。4カ所の候補地の中から、大規模災害時の基幹災害拠点病院としての立地を最優先した結果、最終的に県営スケート場一帯に決まったと説明しました。
その後の懇談で、住民たちからは「他に適切な候補地があるのではないか」といった反発の声が挙がりました。
【浜田ニュータウン町会 加藤恒雄町会長】
「極端に言えば、第5の(新たな)候補地がないのかというのがまず一番ですね」
【浜田青葉台町会 菊池博英町会長】
「知事・市長の直接の声を聞いてすっきりしたい。皆さんもやもやの中、霧の中のような段階でしたから」
県と市は、30日にそれぞれの議会で基本計画案について説明したうえで、2024年度中に基本計画を策定する方針を示しています。
【県病院局 荒関浩巳局長】
「一番多かった意見は、他の適地はないのかということ」
「引き続き、説明責任を果たしていかなければいけないのかなというのが率直な思いです」