五所川原農林高校の生物生産科では、2年生からリンゴ栽培について学習することになっていて、2025年は23人が取り組んでいます。せん定の学習は、3年前から板柳町の生産者団体の協力を得て、直接プロの技術を教えてもらっています。
始めに、収穫期のリンゴをイメージしながら、実同士がぶつからないよう枝を切るといった基本について説明を受けます。続いて、講師たちに教わりながら実践。ほとんどの生徒は、せん定作業は初めてで、助言を受けながら慎重に切っていました。
【生徒】
「どこからまず切って良いのか分からないところとか、何も分からない状態から始まっているので、そこが難しいです」
「青森県民として、リンゴのせん定の仕方を学ぶのは大切だと思いました」
中には、両親がリンゴ生産者の生徒も。将来、家を継ぐことを意識して、志を高く学ぶ姿が見られました。
【将来はリンゴ生産者を目指す生徒】
「いま学んだことを生かして、安定した収量と年収を得られるよう頑張っていきたいと思っています」
生徒たちは、1人1本の木を栽培するよう任せられていて、このせん定により、実がどう生育していくのか観察していきます。