八甲田のふもとにある月見野霊園。墓はまだ今シーズンの大雪の名残に埋もれていました。
【読経していた男性】
「スコップも持ってきたんだけど、下手に(墓を)傷つけても困るから」
「あげもの(お供え物)も持ってきているんだけども、これじゃああげるとかそんな状況じゃないから。はぁ」
墓は完全に雪の中。先祖の供養に来た男性は毎年雪が降る前に目印の棒を立てて、雪かきの際墓が傷付かないようシートをかぶせているそうです。
【男性】
「父と母が入っているんですけど。なので毎年、彼岸は春と秋には必ず、あと命日ですね。来てますよ」
「(例年と比べて雪の量は)倍くらいですね。3倍くらいありますよ」
「(雪が)硬かったら諦めるんですけど、ある程度やわらかいのでやってみました」
例年のこの時期であれば墓の上部は見えているそうです。
【中村かさねアナウンサー】
「だいぶ圧縮されて重たくなっていますね。持ち上がらないですね。(スコップが)折れちゃいそう。よいしょ」
この日は日中にかけて晴れ間が出ると共に、雪かきを進めたり線香を供えに来る人の姿がぽつりぽつりと見られました。