青森市の東中学校で行われた避難所運営訓練には、地域の小学生や中学生、そして高校生たちおよそ140人が参加しました。
参加者は、ダンボールベッドを作るなど、避難所で力を合わせることの大切さを学びました。
訓練には、青森県内最年少の9歳で防災士になった、現在小学6年生の和田潤さんが手伝う姿も。手に持っていたのは?
【防災士・小学6年 和田潤さん】
「避難の時に必要なものを詰めたボトルです」
マスクやライト、電池などに加え、入っていたのは。
【防災士・小学6年 和田潤さん】
「これは圧縮タオルです」
「(避難時に)けがをした時に血出てきたりしたら、拭くものがなくて困るからです」
これからの時期は、特に塩分タブレットも入れておくと便利だと伝えていました。
訓練には、VR体験のブースもありました。
ゴーグルをつけると、地震や火災現場、さらには土砂災害の現場が広がります。
【VR体験する生徒】
「リアルですごく怖かったです」
(Q.実際に遭遇したら)「すぐ逃げる」
生徒たちは、災害の恐ろしさや自分とは異なる立場の人の大変さを、体験を通して理解していました。
【原別地域まちづくりを進める会 大坂美保会長】
「自分たちは助けられる人ではなくて、自ら大切な人を守れる存在であると認識してもらえれば」
【参加した小学生】
「自分の安全を確保するのはもちろんだけど、皆の安全も確保できるようにしたいです」
災害はいつ起こるか分からないからこそ、いつ起きても大丈夫なように万全の準備を整えたいですね。