
【弘前市 桜田市長】
「トップを維持してきたリンゴを始めとした生産者の方々の努力があるかと思いますので、生産者と一緒になってこの地域の産業をしっかりと支えていきたい」
東北農政局によりますと、弘前市の2023年の農業算出額は532億8千万円で、前の年を28億4千万円、率にして5.6%上回りました。東北では10年連続で1位をキープし、全国での順位は前年と同じ7位となりました。
このうち、リンゴを含む果実部門が469億8千万円で10年連続で全国1位。果実部門は前の年を21億1千万円上回っていて、その要因はリンゴの価格上昇ということです。
一方、弘前市内では、この冬の記録的な雪で多くのリンゴ園地で幹割れや枝折れが発生しています。
こうした被害を受けて市は25日、リンゴやモモの果樹の苗木を購入する費用の3分の1を補助すると発表しました。
弘前市はすでに担い手不足対策として、全国で初めて市職員に兼業許可を出すなど、リンゴを始め農業を地域全体で守る活動を進めています。