青森市で開かれた建設業の体験会に参加したのは工業高校…ではなく、商業高校の生徒たちです。
県が、建設業の担い手確保を目的に今年度から始めた新しい取り組み。その名も「高校生による青森建設バズプロジェクト」!
3つの高校で、建設業を題材とした課題研究授業に取り組み、工業高校以外の生徒たちに、就職先の一つとして建設業を考えてもらうのが狙いです。
【体験した生徒】
(Q.皆さん普段ヘルメットつけることは?)「ないです」
とび職を体験する県鳶土工組合のブースでは、足場があっという間に組み上がる様子を見学。
「最大で31メートル、9階まで(え~!)ビル9階まで建っていくんです」
さらに組み立て作業の一部にも挑戦しました。
【体験した生徒】
「やるのが全部初めてだったので、いろんな発見があって楽しいです」
「知る前よりは、すごく面白そうだなと思って、興味を持ちました」
【和田工務店 佐藤千亜希さん】
「力入れたままですよ。このまま後ろに下がって」
カンナやノコギリなどを使って大工の仕事を教えるのは、大工歴3年の佐藤千亜希さんです。
【和田工務店 佐藤千亜希さん】
「男の子もそうですけど、女の子も大工やれるっていうのが伝わってもらえれば、きょうはそれが一番うれしいです」
このプロジェクトでは今後も、体験会や外部講師を招いた授業を開く予定です。
【県監理課 成田彩子主幹】
「除雪の時に活躍するのも建設業ですし、災害が最近増えてますけれど、そういう時にも建設業って不可欠ですので、ぜひまず関心を持って建設業を見ていただきたいと思っています」