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煙突の製造技術生かした「箱わな」寄贈 クマの被害減少へ

2025.05.16(金) 11:45

クマによる被害を減らすため、八戸市の企業が青森県や市町村に捕獲用の箱わなを寄贈しました。

15日は、「どりーむテクノ」の高森秀司社長たちが県庁を訪れ、宮下知事から感謝状を受け取りました。

「どりーむテクノ」は、主に煙突工事を担う八戸市の企業で、地元の猟友会と協力しながら箱わなを製造しました。

煙突の製造技術を生かした箱わなは、2人で運ぶことができるほど軽く、強度が高いのが特長です。

県と16市町村1団体に合わせて22基が寄贈されていて、一部は既に設置されています。

4月25日には、青森市内に設置された箱わなに、体長およそ1メートルのクマ1頭がかかり駆除されました。

【どりーむテクノ 高森秀司社長】
「実際に動かしながら微調整したりして、使われた時にどうなるというところまで考えて作っています」

【どりーむテクノ 高森和雄会長】
「これからもどんどん活用していただいて、あと何台か欲しいとなればまた考えますから、そういうことで進めていきたいと思います」

県によりますと、2025年のクマの目撃情報は79件と、前年の同じ時期より22件増えていて、16日にも八戸市内で目撃されています。

県は「ツキノワグマ出没警報」を出して警戒を呼び掛けています。
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