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【参院選】青森選挙区の候補者に聞く① 「どうする消費税」

2025.07.04(金) 18:45

3日に公示された参院選、決戦夏の陣。テーマごとに候補者の考えや主張をお伝えします。1回目は消費税についてです。

今回の選挙戦で争点の1つとして議論されているのが、消費税の在り方です。

私たちの生活に直結する消費税を巡っては、有権者の関心も高いようです。

【有権者】
「消費税はやっぱりなんでも買うのが高くなるので、消費税を下げてほしいと思っています」

「やっぱり、ちょっと大きなもの、車とか10%はきついよ」
「そうだよね、消費税ね」

そこで、消費税について各候補者に聞きました。

参院選青森選挙区に立候補しているのは、自民党の現職・滝沢求さん(66)、立憲民主党の新人・福士珠美さん(60)、参政党の新人・加藤勉さん(65)、共産党の新人・荻野優子さん(33)、政治団体「NHK党」の新人・佐々木晃さん(53)の5人です。

自民党の現職・滝沢求さんは、財源などを考慮し、安易な消費税減税には反対の立場をとっています。

【自民・現 滝沢求候補】
「消費税は、社会保障・地方の財源ですので、現状の税率を維持することがすべきだと考えています。消費税減税は、高い物をたくさん買われる人ほど得をする仕組みになっていますので、中小事業者の負担も増えるわけで、困っている方々に対しての支援策としても適切ではないと考えています」

立憲民主党の新人・福士珠美さんは、食料品の消費税ゼロとともに給付金を支給するとしています。

【立憲・新 福士珠美候補】
「時限的な措置として、食料品に限っては消費税を0%にする。これによって一人当たり年間4万円もの負担軽減になります。財源に関しては、積み過ぎた基金の取り崩しや外為特会の活用なども考えています」

参政党の新人・加藤勉さんは、条件付きの消費減税は決して公平ではないとして、消費税を完全に廃止することが重要だとしています。

【参政・新 加藤勉候補】
「消費税は、完全に廃止ですね、完全廃止。限定とか期限付きではなくて、まず廃止。そして5年間状況を見て、その後でどうするかを考えればいいので、今から『いつまで』と決めるものではない、限定するものでもない、完全廃止いったん廃止です」

共産党の新人・荻野優子さんは、大企業優先の政治を変えれば、赤字国債を発行せず消費税を減税できるとしています。

【共産・新 荻野優子候補】
「どこに行っても、物価高で暮らしが大変だという声が寄せられています。消費税は廃止を目指して、緊急に5%に減税をすることが大切だと思います。消費税を5%にすることで食料品だけゼロにするよりも2倍の年間12万円の減税効果があるということで、本当に暮らしも助けられると思います」

政治団体「NHK党」の新人・佐々木晃さんは、国民の多くが減税を求めているとして、税率を下げるべきとしています。

【諸派・新 佐々木晃候補】
「国民の大半が消費税減税を求めていますので、消費税減税をやってみるのもいいと思うんですよ」
「5%くらいにしたほうがいいと思う」

与野党の主張が真っ向から対立する消費税。財源を含めた論戦が繰り広げられています。
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