青森選挙区に立候補を表明しているのはご覧の5人です。
自民党の現職で3期目を目指す滝沢求さんは、逆風の中での戦いとなっています。
6月29日に弘前市で開かれた総決起大会には、応援のため岩屋外務大臣が出席。党への厳しい意見が止まない中、一層の支援を求めました。
【自民・現 滝沢求氏】
「今回立候補予定者は5人いますが、この地域を思う気持ちと経験値と政治に懸ける情熱はどなたにも負けません」
対する立憲民主党の新人 福士珠美さんは、与党への対決姿勢を強めています。
6月29日に青森市で行った街頭演説には、衆議院予算委員会の安住委員長も駆け付け、青森から政権交代の風を吹かせようと訴えました。
【立憲・新 福士珠美氏】
「一生懸命働いても給料はなかなか上がらない。社会の活力は損なわれる、経済の発展は妨げられてきました。今こそこの『変わらない政治』を変える時です。今こそ変えていきましょう」
また、12年ぶりに青森選挙区に候補者を擁立する共産党も、与党への対決色を鮮明にしています。
新人の荻野優子さんは、有権者への浸透を図ろうと定期的に街頭活動を行い、党の政策を訴えています。
【共産・新 荻野優子氏】
「国民の暮らしを守るという点で消費税減税が大事だと思っていて、これまで下げられてきた法人税を元に戻して、それで国民の暮らしを守るために、消費税を5%にしようということを広く訴え頑張りたいと思います」
一方、参政党の新人 加藤勉さんは青森市の選挙事務所を拠点に選挙区内を回り、支持を呼び掛けています。
4月の立候補表明以降、街頭に立っては1次産業の振興を図ると訴えています。
【参政・新 加藤勉氏】
「まず青森県は第1次産業の活性化です。今現場は厳しい状況にあります。水産業も農業も」
「地元の若者たちが働きたいと思うような職場にする。農業・水産業、それを目指して訴えていきたいと思います」
今回が2度目の参院選挑戦となる政治団体「NHK党」の新人 佐々木晃さんは、独自の主張を展開しています。
最も訴えたい政策の1つに、ガソリン税の廃止を掲げています。
【諸派・新 佐々木晃さん】
「『地方創生』と言っている人に限って、地方創生を理解していないと思う。地方は車社会だからガソリン税廃止が一番の地方創生になると思います」
【澤田愛美アナウンサー】
「いよいよ始まる参院選。皆さんは何に関心があるのでしょうか。街の声を聞きました」
【有権者】
「自分はアルバイトをしているので、“雇用”とかが気になりますね」
「親の介護問題があって、それといろいろ複雑に絡み合って、物価高が我が家では一番気になってます」
現職が議席を守り抜くのか、それとも新人が議席を奪うのか。17日間にわたる決戦の火ぶたが7月3日切られます。