
審議会は21日、午前6回目となる専門部会を開きましたが、労使の提示額に隔たりが大きく、結審には至りませんでした。
青森県の最低賃金は現在953円。
一方、厚生労働省の審議機関である中央最低賃金審議会は、4日、各都道府県の引き上げ額の目安額を提示していて、青森県は64円となっています。
もしこれが実現すれば、青森県の最低賃金は、初めて千円を超えることになります。
【青森地方最低賃金審議会 石岡隆司会長】
「今年は中央最低賃金審議会の目安の金額が今までで最大でしたし、そもそも目安の伝達自体が遅れましたので、全体に後ろ倒しになっているのは間違いないんですよね」
青森地方最低賃金審議会は、21日まで6回にわたり専門部会を開き、審議してきましたが、労働者側が80円、使用者側が42円と、双方の引き上げ要求額に38円の開きがあり、さらなる審議が必要と判断され、結審に至りませんでした。
例年8月中旬までに結審しているため、2025年は審議が長期化している状態です。
【青森地方最低賃金審議会 石岡隆司会長】
「もちろんあくまで議論を尽くして、労使が全員一致で賛成できるような結論に導ければとは思います」
7回目となる次の専門部会は28日に開かれます。