【指導員】
「2、2、3、4」
心肺蘇生法の1つ、心臓マッサージと呼ばれる胸骨圧迫。
【AED】
「心電図を解析中です、体に触れないでください」
【指導員】
「離れてください」「私は離れています」
【AED】
「ショックを実行します、オレンジボタンを押してください」
自動体外式除細動器、AED。
青森消防本部の指導の下、救命処置の講習を受けたのはプロバスケットボールBリーグの青森ワッツの選手たちです。
【青森消防本部警防課 木村裕介消防司令】
「スポーツをされる方々はですね、かなり激しい運動をすると、やはりそれだけ心臓に負担がかかるということですので、突然心臓がけいれんして倒れてしまうケースが多いと聞いております」
Bリーグでは昨シーズン、試合中に選手が心停止で倒れましたが、チームスタッフがAEDを用いた救急処置を行い意識を取り戻した事例がありました。
【青森ワッツ 寺嶋恭之介主将】
「実際にこのAEDを利用して命が救われたってところ、すごく、これは、絶対誰もが覚えなきゃいけないっていうふうに思っているので、すごく良い時間になりました」
過去には、サッカーの元日本代表、松田直樹さんが練習中に倒れそのまま命を落としてしまったという悲しい記憶があります。その時、練習場にはAEDがなく、これがAEDの普及や、心肺蘇生法の講習の必要性が叫ばれるようになった出来事の1つでもあります。
日本サッカー協会では9月7日にスポーツの現場での救命方法を学ぶ講習会を八戸市で開催します。詳しくは県サッカー協会のホームページをご覧ください。
また、青森消防本部でも定期講習を行っています。詳しくは青森消防本部の警防課までお問い合わせください。
















